ベースケア|ミスト
硬さと脆さを柔軟に整え、受け入れ準備をする
柔軟化と受け入れ準備を担う、内部の芯を整える起点です。熱やダメージで硬く感じる毛髪に水分環境とケラチン由来成分を与え、後続工程がなじみやすいベースを設計します。乾燥時の熱を活かす補修原料も組み合わせています。[5–8]
※ヘマチンは本試作品には配合していません。すすがずに01を重ねます。
Prototype concept
潤いを実感できる。
それでも、ベタつかず、髪は動く。
Market hypothesis
「重く見える」のに、
「動きがある」。
健康的な潤いとツヤを感じる面の美しさに、レイヤーや毛先の揺れが共存する。次の1〜2年は、この相反する要素の両立がサロン質感の焦点の一つになると予測します。
※独自の市場仮説です。2026年のレイヤー傾向と、健康的なツヤや動きを重視する外部トレンド情報を補助線として使っています。[1–4]
面が整い、潤って見える。毛先が薄く見えすぎない。
根元をつぶしにくい。毛先が自然にほどける。
Target texture
柔らかい。
でも、芯がある。
まとまる。
でも、毛先は止まらない。
パサつきが抑えられ、光が面で返る
柔軟で、手や髪に粘着感を残しにくい
ダメージ毛でも頼りなさを抑え、弾力を感じる
根元の高さと毛先の可動性を残す
Design approach
内部の受け入れ準備から始め、
水分、アミノ酸、油分を補い、
最後にキューティクルとFレイヤーを整える。
5工程を「入れる」「つなぐ」「守る」の三役に分けることで、しっとり感だけに寄せず、柔らかさと芯と動きのバランスを狙います。剤型はミストとクリームを交互に重ね、各工程の役割をはっきり分けています。
Five-step system
00から04まで、水面に落ちる雫のように順に重ねていきます。
各工程の狙いと主要原料は次のとおりです。
ベースケア|ミスト
柔軟化と受け入れ準備を担う、内部の芯を整える起点です。熱やダメージで硬く感じる毛髪に水分環境とケラチン由来成分を与え、後続工程がなじみやすいベースを設計します。乾燥時の熱を活かす補修原料も組み合わせています。[5–8]
※ヘマチンは本試作品には配合していません。すすがずに01を重ねます。
CMCケア|クリーム
00の上から重ね、コラーゲン、NMF発想のアミノ酸系保湿原料、油分をなじませます。アミノ変性シリコーンで柔軟性、指通り、まとまりを支えます。01の後で一度すすぎ、タオルドライしてから02へ進みます。[9,10]
アンカーケア|ミスト
01で補った水分、アミノ酸、補修成分、油分を毛髪全体へ均一になじませ、次のクリーム工程が重なりやすい接続点をつくって内部と表面を橋渡しします。
※アンカーは本システムの設計概念です。完成品としての浸透、結合、持続性は、実使用テストで検証します。
Cuケア|クリーム
キューティクルケラチン、ポリフェノール含有原料、Promois EK-118(IN)、カンゾウエキス、ジメチコン、ジメチコノールを組み合わせ、柔軟な表面保護と扱いやすさを設計します。すすがずに04を重ねます。[13–16]
FLケア|ミスト
クエン酸、ナノリペアCMC、ベジタミド 18MEA-Rを配合。酸性側で表面を整え、CMCと脂質環境、Fレイヤー機能を意識した最終工程です。[7,17–19]
Fレイヤーの主な表面脂質である18-MEAは、毛髪の潤滑性と疎水性に関与し、化学処理による損傷で減少することが報告されています。[17,18]
Protocol
十分にすすぎ、ウェット状態を均一にする。
00を全体へ塗布してコーミング。すすがずに01を重ね、再度コーミングする。
01の後にすすぎ、タオルドライする。
02を塗布してコーミング。すすがずに03を重ねる。
03の上から塗布し、コーミングまたは揉み込み。数分置く。
十分にすすぎ、通常条件でドライして仕上がりを評価する。
毛髪全体へ均一になじむ適量を使います。プッシュ数または重量を各工程で記録し、再現できる条件を探ります。
可能であれば左右比較にします。比較側は無処理またはサロン標準施術とし、シャンプー、塗布、乾燥の条件をそろえます。
Evidence & references
原料に関する記述には、メーカー資料上の訴求を含みます。完成処方での効果は、基剤、pH、塗布条件、毛髪状態などに左右されるため、本試作品で別途検証します。