Prototype concept5工程システムトリートメント試作品

Prototype concept

5工程システム
トリートメント試作品

潤いを実感できる。
それでも、ベタつかず、髪は動く。

企画検討用 完成試作品のテスト前説明

Market hypothesis

2027年の質感仮説

「重く見える」のに、
「動きがある」。

健康的な潤いとツヤを感じる面の美しさに、レイヤーや毛先の揺れが共存する。次の1〜2年は、この相反する要素の両立がサロン質感の焦点の一つになると予測します。

※独自の市場仮説です。2026年のレイヤー傾向と、健康的なツヤや動きを重視する外部トレンド情報を補助線として使っています。[1–4]

エアリーな軽さ潤いの存在感

視覚

面が整い、潤って見える。毛先が薄く見えすぎない。

動き

根元をつぶしにくい。毛先が自然にほどける。

Target texture

目指す質感

TARGET

柔らかい。
でも、芯がある。

まとまる。
でも、毛先は止まらない。

潤いの見え方

パサつきが抑えられ、光が面で返る

触感

柔軟で、手や髪に粘着感を残しにくい

骨格

ダメージ毛でも頼りなさを抑え、弾力を感じる

スタイル

根元の高さと毛先の可動性を残す

主対象:ブリーチや高明度カラーを含む中〜重度ダメージ毛

Design approach

役割を分ける設計

内部の受け入れ準備から始め、
水分、アミノ酸、油分を補い、
最後にキューティクルとFレイヤーを整える。

5工程を「入れる」「つなぐ」「守る」の三役に分けることで、しっとり感だけに寄せず、柔らかさと芯と動きのバランスを狙います。剤型はミストとクリームを交互に重ね、各工程の役割をはっきり分けています。

守る03 キューティクルケア
04 Fレイヤーケア
つなぐ02 アンカーケア
01と03の馴染みを設計
入れる00 ベースケア
01 CMCケア

Five-step system

連続する5工程

00から04まで、水面に落ちる雫のように順に重ねていきます。
各工程の狙いと主要原料は次のとおりです。

ベースケア|ミスト

硬さと脆さを柔軟に整え、受け入れ準備をする

柔軟化と受け入れ準備を担う、内部の芯を整える起点です。熱やダメージで硬く感じる毛髪に水分環境とケラチン由来成分を与え、後続工程がなじみやすいベースを設計します。乾燥時の熱を活かす補修原料も組み合わせています。[5–8]

ハイドロバンスシナチントップナノリペアEL

※ヘマチンは本試作品には配合していません。すすがずに01を重ねます。

CMCケア|クリーム

水分、アミノ酸、油分と補修成分を補う

00の上から重ね、コラーゲン、NMF発想のアミノ酸系保湿原料、油分をなじませます。アミノ変性シリコーンで柔軟性、指通り、まとまりを支えます。01の後で一度すすぎ、タオルドライしてから02へ進みます。[9,10]

コラーゲンプロデュウ400アミノ変性シリコーンカロットオイル

アンカーケア|ミスト

01をなじませ、03との接続点をつくる

01で補った水分、アミノ酸、補修成分、油分を毛髪全体へ均一になじませ、次のクリーム工程が重なりやすい接続点をつくって内部と表面を橋渡しします。

プロモイスシルクAアルコール系にも溶解しやすいシルク由来のコンディショニング原料。[11]
ファイバーハンス毛髪内部のケラチン構造への働きかけを意図した補強原料。[12]
クロロンG処方の構成原料として配合。

アンカーは本システムの設計概念です。完成品としての浸透、結合、持続性は、実使用テストで検証します。

Cuケア|クリーム

キューティクルに柔軟な疑似保護層を設計する

キューティクルケラチン、ポリフェノール含有原料、Promois EK-118(IN)、カンゾウエキス、ジメチコン、ジメチコノールを組み合わせ、柔軟な表面保護と扱いやすさを設計します。すすがずに04を重ねます。[13–16]

FLケア|ミスト

Fレイヤー機能を意識し、表面環境を仕上げる

クエン酸、ナノリペアCMC、ベジタミド 18MEA-Rを配合。酸性側で表面を整え、CMCと脂質環境、Fレイヤー機能を意識した最終工程です。[7,17–19]

Fレイヤー最表面の脂質層を意識した滑り、疎水性、まとまり
キューティクル柔軟な疑似保護層とツヤ、指通り
内部00から02で整えた水分、アミノ酸、補修成分、油分

Fレイヤーの主な表面脂質である18-MEAは、毛髪の潤滑性と疎水性に関与し、化学処理による損傷で減少することが報告されています。[17,18]

Protocol

標準施術フロー(テスト用暫定案)

1シャンプー

十分にすすぎ、ウェット状態を均一にする。

200 → 01

00を全体へ塗布してコーミング。すすがずに01を重ね、再度コーミングする。

3すすぎ

01の後にすすぎ、タオルドライする。

402 → 03

02を塗布してコーミング。すすがずに03を重ねる。

504

03の上から塗布し、コーミングまたは揉み込み。数分置く。

6仕上げ

十分にすすぎ、通常条件でドライして仕上がりを評価する。

使用量

毛髪全体へ均一になじむ適量を使います。プッシュ数または重量を各工程で記録し、再現できる条件を探ります。

比較方法

可能であれば左右比較にします。比較側は無処理またはサロン標準施術とし、シャンプー、塗布、乾燥の条件をそろえます。